ゆめぴりか
Yumepirika
北海道立上川農業試験場が10年以上かけて育成した北海道の最高級ブランド米。アミロース含有率が低く、強い粘りと甘みでコシヒカリに匹敵すると評価される。北海道産米のイメージを一新し、日本穀物検定協会の食味ランキングで「特A」を連続獲得している。
ゆめぴりかとは
北海道発の最高級ブランド米。コシヒカリ系の強い粘りと甘みを北海道の冷涼気候で実現した、平成期の代表的新品種。
味わい・食感
アミロース含有率が17%前後とコシヒカリ系より低く、特に強い粘りと甘みが特徴。粒は大きめでつやが強く、冷めても食感が落ちにくい。北海道のホクレン認定基準では一定品質以上のものだけが「ゆめぴりか」ロゴ付きで流通する。
旬カレンダー
最盛期
10月 〜 11月
主要産地
※ 主要産地は出荷量の傾向を示す参考情報です。年次や統計範囲により順位は変動します。
他の品種との違い
コシヒカリとの違い
ゆめぴりかはコシヒカリと並ぶ強い粘り・甘みを持つが、北海道のみで生産される。コシヒカリは全国産地で価格帯が幅広いが、ゆめぴりかは北海道産限定で高価格帯。
あきたこまちとの違い
ゆめぴりかはあきたこまちより粘りと甘みが強い高級志向の品種。あきたこまちは粒立ちが良く日常使いしやすく価格も手頃。
品種の来歴
北海道は長らく食味の点でコシヒカリ産地に劣るとされてきたが、北海道立上川農業試験場が「コシヒカリに負けない北海道米」を目標に1997年から育成を開始。「北海287号」を母、「上育427号」を父として交配し、低アミロース・強い粘り・耐寒性を兼ね備えた品種を選抜、2008年に品種登録(第20029号)。「ゆめぴりか」は「夢」+ アイヌ語「ピリカ(美しい)」の組み合わせで命名された。
- 育成機関
- 北海道立上川農業試験場(現 道総研上川農業試験場)
- 交配親
- 北海287号 × 上育427号
- 登録年
- 2008年
- 品種登録番号
- 20029
選び方
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「ゆめぴりか」のロゴマーク付きパッケージ(ホクレン認定品)を選ぶと品質が保証される。
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北海道産米の中では最も価格が高く、5kgで3,000〜4,000円台が一般的。
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精米日が新しいものほど食味が良い。
保存方法
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高温多湿を避け、冷蔵庫野菜室で密閉容器に入れて保存。
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新米時期(10〜11月)が食味のピークで、購入後は1ヶ月以内(夏は2週間)に使い切る。
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低アミロース品種は古米化で粘りが落ちやすいため早めの消費が望ましい。
よくある質問
ゆめぴりかは北海道以外でも作られている?
品種登録者が北海道のため、基本的に北海道内でのみ作付けされています。他県での試験栽培は限定的で、市場流通する「ゆめぴりか」はほぼ全量が北海道産です。
ゆめぴりかとコシヒカリ、どちらが美味しい?
好みによりますが、日本穀物検定協会の食味ランキングではゆめぴりか(北海道)と魚沼産コシヒカリがともに「特A」を獲得しており、客観評価ではほぼ同等です。粘りと甘みがより強いのを好むならゆめぴりか、香りとつやのバランスを取るならコシヒカリが選ばれることが多いです。
ゆめぴりかのロゴマークは何ですか?
ホクレン(北海道経済農業協同組合連合会)が認定したタンパク質含有率・整粒歩合・アミロース含有率の基準を満たした米にのみ付けられる赤いロゴマークです。基準を満たさないものは「ゆめぴりか」名で流通できません。