品種・銘柄一覧
登録品種・登録商標・地理的表示で守られた日本の品種・銘柄を一覧で。系譜・旬・産地まで掘り下げる入口に。
果物
ふじ
Fuji Apple · 青森県
1939年に青森県藤崎町の農林省園芸試験場東北支場(現・農研機構)で国光とデリシャスを交配して育成され、1962年に品種登録された日本原産のりんご品種。日本国内のりんご生産量の約50%を占める最多栽培品種で、現在は中国・アメリカ・チリ・イタリアなど世界中で商業栽培されるグローバル品種。Brix 14〜16度の高糖度と250〜400gの大果、蜜入りと歯切れのよい食感が特徴。
シャインマスカット
Shine Muscat · 山梨県
ぶどうの代表品種「シャインマスカット」の来歴・旬・主要産地・選び方を解説。マスカット香と種なし・皮ごと食べられる手軽さで近年人気が急上昇している登録品種です。
ピオーネ
Pione · 岡山県
「巨峰」の子にあたる紫黒色の大粒ぶどう。1973年に命名・種苗名称登録された日本生まれの品種で、巨峰よりさらに大粒で果肉に締まりがあり、岡山県を中心に種なしの「ニューピオーネ」として流通しています。
ルビーロマン
Ruby Roman · 石川県
石川県農林総合研究センターが育成した一粒20g以上の大粒赤ぶどう。糖度18度以上・専用カラーチャートで3〜4水準の赤色を義務付けた厳格なブランド基準と、毎年7月に金沢中央卸売市場で行われる初競りの記録的な高値(2023年最高値は1房160万円)で世界的な話題を呼ぶ石川県の代表ブランド果実。
巨峰
Kyoho · 長野県
「ぶどうの王様」と呼ばれる紫黒色の大粒ぶどう。1942年に静岡県で誕生し、戦後の日本のぶどう産地を一変させた代表品種。濃厚な甘みとジューシーな果汁が特徴です。
太陽のタマゴ
Taiyō no Tamago (Egg of the Sun) · 宮崎県
JA宮崎経済連(宮崎県経済農業協同組合連合会)が商標を保有する宮崎県産最高級完熟マンゴーブランド。品種はアーウィン種(アップルマンゴー)で、糖度15度以上・重量350g以上・着色基準(赤秀は果面の3分の2以上が赤)を満たし、ネット栽培で自然落下した完熟果のみに冠される称号。初競りで2玉箱が70万円超の落札値を記録するなど、日本を代表する超高級ブランド果実。
富有柿
Fuyu Persimmon · 奈良県
岐阜県瑞穂市居倉を発祥地とする完全甘柿(PCNA)の代表品種。渋抜き処理不要で樹上で自然に渋が抜け、サクサクとした食感と高糖度(Brix 15〜18度)が特徴。国内の甘柿品種の中で栽培面積トップを占める「柿の王様」で、北米・欧州でも「Fuyu」の名で流通する国際的知名度の高い品種。
あまおう
Amaou · 福岡県
福岡県農業総合試験場が育成し、JA全農ふくれん管理下で福岡県内産のみが名乗れる大粒高糖度ブランドいちご。「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字を冠し、品種登録名は「福岡S6号」。冬〜春の高級ギフト需要を牽引する日本いちごの代表格。
南高梅
Nankō Ume · 和歌山県
和歌山県みなべ町を原産地とする梅の代表品種。大粒・薄皮・肉厚で種が小さく、梅干しに最適な果肉対種比率を持つ。1965年に農林省(現農林水産省)が「梅農林1号」として認定。全国の梅生産量の主力を占め、梅干し・梅酒・梅シロップに欠かせない高級ブランド梅品種。
肉
近江牛
Omi Beef · 滋賀県
滋賀県内で最も長く肥育された黒毛和種を「近江牛生産・流通推進協議会」が認証する高級ブランド牛。2017年に農林水産省の地理的表示(GI)制度 第56号として登録された、和牛ブランドの中で最古級の400年の歴史を持つ三大和牛の一角。
松阪牛
Matsusaka Beef · 三重県
三重県松阪市を中心とする旧22市町村で肥育される黒毛和種ブランド牛。神戸ビーフ・近江牛と並ぶ「日本三大和牛」の筆頭格で、未経産雌牛限定の「特産松阪牛」は1頭数百万円で取引される最高級肉。
神戸牛
Kobe Beef · 兵庫県
兵庫県内で肥育された但馬牛(黒毛和種)のうち、神戸肉流通推進協議会の厳格な基準を満たした個体のみが認定される高級ブランド牛。2015年に農林水産省の地理的表示(GI)制度 第3号として登録された、世界的に最も認知度の高い和牛ブランド。
米沢牛
Yonezawa Beef · 山形県
山形県置賜地域(米沢市・南陽市・長井市・高畠町・川西町・飯豊町・白鷹町・小国町)で長期肥育された未経産の黒毛和種雌牛のうち、米沢牛銘柄推進協議会の認定基準(肥育月数33ヶ月以上・肉質等級3等級以上等)を満たした個体に限り名乗ることが許される地理的表示(GI)登録ブランド牛。神戸牛・松阪牛と並ぶ「日本三大和牛」の一角として(特に関東・東北圏で)語られることが多い、希少な高級和牛ブランド。
米
あきたこまち
Akitakomachi · 秋田県
秋田県を代表する米品種で、コシヒカリの系統を引きながら粒立ちと淡白な食味を備える。粘りはコシヒカリより少なめで、おにぎり・お弁当・寿司に向く。秋田・岩手・茨城・栃木で広く栽培される。
コシヒカリ
Koshihikari · 新潟県
日本で最も生産量の多い米品種で、全国の作付面積の約3分の1を占める。新潟県を代表に福島・茨城・栃木・山形でも広く栽培され、強い粘り・甘み・つやが特徴。冷めても美味しさが落ちにくく、家庭用・寿司・おにぎりに最適。
ササニシキ
Sasanishiki · 宮城県
宮城県古川農業試験場が育成し1963年に命名・奨励品種指定された東北の名品種。アミロース含有率がコシヒカリより高く粘りが控えめで、「キレのあるシャリ」として江戸前寿司職人に長く愛された。1993年の大冷害で急激に作付が縮小したが、近年は希少価値と食文化的意義が再評価されている。
つや姫
Tsuyahime · 山形県
山形県が育成し2010年に品種登録した最高品質を誇るブランド米。日本穀物検定協会の食味ランキング「特A」を連続獲得し、炊きあがりのつやと甘みが群を抜く。生産者認定制度による厳格なブランド管理が品質の一貫性を支えており、コシヒカリ系譜を通じた亀の尾の血統を受け継ぐ山形の誇り。
ななつぼし
Nanatsuboshi · 北海道
北海道立中央農業試験場が育成し2001年に品種登録された北海道の主力品種。ゆめぴりかより粘りが控えめで粒立ちが良く、すし・弁当・チャーハンなど幅広い用途に向く。北海道米の普及を牽引してきた実用性の高いブランド米で、道内作付面積の最大シェアを占める。
ひとめぼれ
Hitomebore · 宮城県
宮城県古川農業試験場が育成し1992年に品種登録された東北の代表品種。コシヒカリの子孫ながら冷害耐性が高く、1993年の大冷害でも安定収量を確保したことで東北全域に急速に普及した。粘り・甘み・食味のバランスが良く、全国作付面積2位を誇る人気品種。
ヒノヒカリ
Hinohikari · 熊本県
宮崎県総合農業試験場が育成し1989年に品種登録された九州・西日本の代表品種。コシヒカリの血統を引き、温暖地での安定栽培に適する。全国作付面積3位(約8%)を誇り、熊本・大分・福岡・宮崎・佐賀など九州各県で幅広く栽培される。名前は「太陽の光に輝く米」を意味する。
ゆめぴりか
Yumepirika · 北海道
北海道立上川農業試験場が10年以上かけて育成した北海道の最高級ブランド米。アミロース含有率が低く、強い粘りと甘みでコシヒカリに匹敵すると評価される。北海道産米のイメージを一新し、日本穀物検定協会の食味ランキングで「特A」を連続獲得している。