神戸牛

Kobe Beef

地理的表示 (GI) 第3号

兵庫県内で肥育された但馬牛(黒毛和種)のうち、神戸肉流通推進協議会の厳格な基準を満たした個体のみが認定される高級ブランド牛。2015年に農林水産省の地理的表示(GI)制度 第3号として登録された、世界的に最も認知度の高い和牛ブランド。

神戸牛とは

神戸牛(神戸ビーフ)は、兵庫県内で生まれ・育てられた但馬牛(黒毛和種)のうち、神戸肉流通推進協議会の厳格な基準(BMS No.6以上、歩留等級A・B、枝肉重量499.9kg以下、未経産雌牛または去勢牛)を満たした個体のみが認定される高級ブランド牛です。2015年12月、農林水産省の地理的表示(GI)制度 第3号として登録され、法的に保護される産地ブランドとなりました。世界的にも「KOBE BEEF」のブランド認知度は和牛ブランドの中で最も高く、海外輸出される代表的な和牛として米国・EU・東南アジアなど世界各国で流通しています。

味わい・食感

神戸牛の最大の特徴は、不飽和脂肪酸(特にオレイン酸)の含有比率が高いことに由来する独特の口溶けと甘い脂の香りです。但馬牛血統は閉鎖系で純血が保たれているため、霜降り(脂肪交雑)が規則的に細かく入り、BMS No.6以上(12段階中の上位)が認定の絶対条件となっています。

認定基準

  • 血統: 但馬牛(兵庫県内で生まれ・育てられた個体)
  • 性別: 未経産雌牛または去勢牛
  • BMS(脂肪交雑等級): No.6以上
  • 歩留等級: A または B
  • 枝肉重量: 雌牛 270.0〜499.9kg / 去勢牛 300.0〜499.9kg

味わいの軸

  • 脂のオレイン酸比率: 高(口溶け良好)
  • 霜降り: BMS No.6以上(細かく規則的)
  • 甘み: 脂の融点低め、和牛特有の甘い脂の香り
  • 食感: ステーキ・すき焼きで真価を発揮

主要産地

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他の品種との違い

松阪牛との違い

神戸牛はGI第3号(2015)に登録され法的保護下にあるのに対し、松阪牛は通常はGI未登録(最上位の特産松阪牛のみGI 第25号)で協議会の商標・登録制度に依存します。素牛は神戸牛が但馬牛限定(兵庫県内産)、松阪牛は黒毛和種であれば素牛産地は問いません。神戸牛は雌牛・去勢牛両方が対象、松阪牛は未経産雌牛限定。世界的なブランド認知度は神戸牛(KOBE BEEF)が最も高く、海外輸出量も和牛ブランドの中で最大規模。

近江牛との違い

両者ともGI登録ブランド(神戸=第3号/2015、近江=第56号/2017)ですが、神戸牛は但馬牛血統限定の厳格な「血統 + 県内」二重要件を持つのに対し、近江牛は「滋賀県内で最長肥育された黒毛和種」が条件で血統制約は緩やか。神戸牛はオレイン酸比率の高さと口溶けが特徴、近江牛は雪のように細やかな霜降りと400年の歴史的ブランドストーリーが強み。海外認知度は神戸牛が圧倒的。

品種の来歴

神戸牛のルーツは、兵庫県北部の但馬地方で約1200年にわたり閉鎖的に育てられてきた「但馬牛」にあります。但馬牛は険しい山地で農耕牛として鍛えられ、他血統との交雑を避けて純血が保たれたため、現在の黒毛和種のうち約99.9%が但馬牛の血統に遡ると言われています。 明治期、神戸港の開港(1868年)により外国人居留地が置かれると、欧米人が但馬牛の肉質に驚嘆し「神戸ビーフ」として海外に紹介されました。これが世界に広まる契機となり、横浜・神戸ビーフの名声は明治・大正期にかけて確立されます。 戦後の1983年(昭和58年)、神戸肉流通推進協議会が発足し、「但馬牛のうち兵庫県内で肥育され、BMS等級・歩留等級・枝肉重量の基準を満たす個体」を「神戸ビーフ」と定義する自主基準が整備されました。協議会は同時に「神戸肉之證」「神戸ビーフ登録番号」を発行する体制を確立し、認定店制度を構築。 2012年に米国向け輸出が解禁されたことで国際的なブランド価値が急上昇し、2015年12月22日に農林水産省の地理的表示(GI)制度 第3号として登録され、法的にも保護される産地ブランドとなっています。

育成機関
神戸肉流通推進協議会
交配親
但馬牛(黒毛和種、兵庫県内で生まれ・育てられた血統登録個体)
登録年
2015年
GI登録番号
第3号

出典:農林水産省 地理的表示保護制度 登録簿 / 育成機関・運営団体 公表資料

選び方

  • 正規品の神戸牛には「神戸肉之證(神戸肉登録証)」または「神戸ビーフ」のロゴ・登録番号が貼付されています。

  • 神戸肉流通推進協議会の認定指定登録店(国内・海外)で購入することが最も確実で、登録番号で個体情報の追跡が可能です。

  • 霜降りは規則的かつ細かく、脂は白〜淡いクリーム色で艶があるものが新鮮。

  • 「KOBE BEEF」のロゴマーク付き輸出品は、JAS認定の海外輸出加工施設経由で流通する正規品の証です。

保存方法

  • ステーキ用厚切りは購入後2〜3日以内、薄切り(すき焼き用等)は1〜2日以内に調理するのが理想です。

  • 脂の融点が低いため空気に触れると風味が落ちやすく、購入後は早めに使い切るのが鉄則。

  • 長期保存する場合はラップでぴったり包んだ上でフリーザーバッグに入れて冷凍し、3週間以内に使い切ります。

  • 解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、ドリップを抑えて脂のうまみを保ちます。

よくある質問

神戸牛と但馬牛の違いは何ですか?

但馬牛は兵庫県内で肥育される黒毛和種の血統名で、神戸牛はそのうち神戸肉流通推進協議会の厳格な基準(BMS No.6以上、歩留A/B、枝肉重量制限等)を満たした個体のみに与えられる認定ブランドです。すべての神戸牛は但馬牛ですが、すべての但馬牛が神戸牛になるわけではありません(認定率は概ね4〜5割程度)。

海外で売られている「KOBE BEEF」は本物ですか?

神戸肉流通推進協議会のロゴ・登録番号付きの「KOBE BEEF」は正規品で、JAS認定の海外輸出加工施設を経由しています。協議会の海外指定登録店リスト(公式サイトで公開)に掲載されている店舗で扱うものは正規品。それ以外の「Kobe-style」「Kobe-inspired」等の表記は神戸ビーフではない場合が多いので注意が必要です。

GI登録(地理的表示保護)とは何ですか?

農林水産省が運用する制度で、特定の産地と結びついた品質を持つ農林水産物・食品を法的に保護する仕組みです。神戸ビーフは2015年12月22日に第3号として登録され、産地・基準を満たさない商品が「神戸ビーフ」を名乗ると法的措置の対象となります。

神戸牛のBMSとは何ですか?

BMS(Beef Marbling Standard)は牛肉の脂肪交雑(霜降り)を12段階で評価する指標です。神戸牛は No.6以上が認定の絶対条件で、最高ランクのNo.12まで段階的に格付けされます。BMSが高いほど霜降りが細かく豊富で、サシの美しさと口溶けの良さが増します。

ふるさと納税で神戸牛を選ぶ際の注意点は?

兵庫県内自治体(神戸市・三田市・加古川市・たつの市・朝来市など)の返礼品で「神戸ビーフ」または「神戸牛」と明記され、神戸肉流通推進協議会の認定マークまたは登録番号の記載があるかを確認しましょう。価格帯は3万〜20万円が中心で、ステーキ用ロース・サーロイン・モモ・切り落としなど用途別に選べます。

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