佐賀県
有名な農産物
いちごさん・さがほのか
佐賀県が育成したオリジナルいちご品種。さがほのかは甘みと柔らかさのバランスが評価され長年親しまれてきた。後継品種のいちごさんは大粒でさらに糖度が高く、2018年秋のデビュー(品種登録2017年)以来贈答用市場で存在感を高めている。旬は12月から翌年4月頃。
有明海ののり・竹崎カニ・竹崎牡蠣
有明海の海苔養殖は全国1位の生産量を誇る。干満差6mの干潟環境が海苔の栄養吸収を促し、香り高い一番摘み海苔が特に珍重される。竹崎カニ(もずくがに)と竹崎牡蠣は太良町の特産で、干潟の生態系が独特の旨みを育む。
佐賀牛・佐賀平野のタマネギ
佐賀牛は肉質等級4等級以上という厳しい基準を満たした黒毛和牛のブランドで、きめ細かい霜降りと柔らかな食感で知られる。タマネギは佐賀平野を代表する野菜で全国上位の生産量を誇り、春に大量出荷されるほか、長期貯蔵にも適した品種が栽培される。
佐賀県のブランド品種
佐賀県の気候と農業
佐賀県は九州北部に位置し、北は玄界灘、南は有明海に面する。東部の佐賀平野は筑後川水系の肥沃な沖積土壌が広がり、水稲・麦・大豆の輪作が行われる農業地帯。西部の唐津市周辺は玄界灘の温暖な海洋性気候を活かした施設いちご栽培が盛ん。佐賀県が育成したいちご品種「さがほのか」と後継品種「いちごさん」は県を代表するブランド品種で、大粒・高糖度を特徴とする。有明海沿岸の鹿島市・太良町は干満差が最大6mに達する日本有数の干潟を持ち、有明海ののり養殖は全国1位の生産量を誇る。干満差による栄養供給が高品質な海苔の生育を支える。また、有明海は竹崎カニ(もずくがに)・竹崎牡蠣の産地としても知られ、干潟の生態系が特産品を生み出している。佐賀牛は県内全域の農家が飼育するブランド牛で、肉質等級の基準が厳しく設定されている。タマネギは佐賀平野の主要野菜作物で全国上位の生産量を持ち、春の収穫期に大量出荷される。
出典:農林水産省 令和5年作物統計、気象庁
佐賀県の農業の特徴
佐賀農漁業の構造的な特徴は「南北の海が異なる産業を育てている」点にある。北の玄界灘はいちご施設栽培に適した温暖な海洋性気候をもたらし、南の有明海は干潟の極端な干満差が海苔・カニ・牡蠣という他産地では再現しにくい特産品群を生み出す。有明海の海苔が全国1位の生産量を誇るのは、6mを超える干満差が海苔網を1日2回干出させ、植物性プランクトンを摂取できる独特の環境によるものだ。一方、いちごさん・さがほのかというオリジナル品種開発で差別化を図るいちご産業は、農業試験場と生産農家の連携による継続的な品種改良の成果。小県ながら南北の海の個性を最大限に活用した産業設計が佐賀の農漁業の底力だ。
生産食材ランキング
出典: 農林水産省 海面漁業生産統計調査・農林水産省 作物統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2023年)
主要食材の生産推移
上位5食材の生産量推移(2018-2023)
出典: 農林水産省 海面漁業生産統計調査・農林水産省 作物統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2018-2023年)
佐賀市の消費傾向
出典: 総務省 家計調査(2024年・二人以上の世帯・佐賀市)
旬カレンダー
よくある質問
佐賀の有明海海苔はなぜ全国1位なのですか?
有明海は干満差が最大6mと国内でも特に大きく、海苔網が1日に2回干出(空気にさらされる)することで植物性プランクトンを効率よく取り込めます。筑後川など複数の河川から流れ込む栄養豊富な淡水も生育を助け、香り高い高品質な海苔が生産されます。
いちごさんとさがほのかの違いは何ですか?
さがほのかは柔らかくジューシーな食感と甘みのバランスが特徴の品種で、長年佐賀を代表するいちごとして流通してきました。いちごさんはその後継として2018年秋にデビューした品種で(品種登録2017年)、さらに大粒・高糖度を追求しており、贈答用として高い人気を持っています。
竹崎カニはどこで食べられますか?旬の時期はいつですか?
竹崎カニ(もずくがに)は佐賀県太良町の特産で、地元の旅館・料理店での提供が中心です。漁獲時期は主に7月から11月頃で、地元食材として有名なため旬の時期に太良町を訪れる観光客も多いです。
出典:農林水産省 令和5年作物統計/文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」/気象庁 過去の気象データ。生産量データは2023年の値を使用しています。