富山県
有名な農産物
入善ジャンボ西瓜
富山県入善町の特産品で、楕円形の大玉すいかです。黒部川の扇状地の砂礫土壌と豊富な地下水を活かして栽培され、1玉あたり15〜20kgにもなる大きさが特徴です。贈答品としても人気があり、入善町が地域ブランドとして出荷管理を行っています。
呉羽梨
富山市呉羽丘陵で栽培される日本なしで、「幸水」「豊水」を中心に生産されています。呉羽丘陵の水はけの良い丘陵地が梨の栽培に適しており、富山県の日本なし生産量3,020トンの主要な産地です。地元では直売所での購入や観光梨狩りも楽しめます。
五箇山赤かぶ
世界遺産の合掌造り集落で知られる南砺市五箇山地区で栽培される伝統野菜です。標高の高い山間地の冷涼な気候で育ち、鮮やかな赤色の外皮と辛味のある味わいが特徴。主に漬物に加工され、富山の冬の食文化を代表する食材のひとつです。
富山県の気候と農業
富山県は北アルプス立山連峰(標高3,000m級)から富山湾に至る急峻な地形を持ち、標高差が大きいのが地理的な特徴です。日本海側気候に属し、冬は多雪で年間降雪量が全国有数。この積雪が春から夏にかけて雪解け水として複数の一級河川(5水系)を通じて富山平野を潤します。年平均気温は約14℃、年降水量は約2,300mmと水資源が豊富です。農業は水稲が中心で、「コシヒカリ」「富富富」などのブランド米が知られていますが、水田裏作や転作としてかぶ・大根・里芋などの野菜栽培も行われています。砺波平野の扇状地では排水性の良い土壌を活かした果樹栽培も見られ、入善町では「入善ジャンボ西瓜」、呉羽丘陵では「呉羽梨」が生産されています。
出典:農林水産省 令和5年作物統計、気象庁
富山県の農業の特徴
富山県は米どころとしての印象が強いですが、水田の裏作・転作で生産される野菜にも個性的なものがあります。全国ランキングの上位には入らない品目が多いものの、「入善ジャンボ西瓜」や「五箇山赤かぶ」のように地域に根ざしたブランド農産物が存在するのが特徴です。立山連峰の雪解け水は農業用水としてだけでなく、野菜の品質にも影響するとされ、特にすいかやかぶの栽培では水はけの良い扇状地の土壌と清冽な水が組み合わさることで、地域固有の味わいが生まれています。富山の農業は全国ランキングの数値だけでは見えにくい、地域ブランドと食文化の深さに強みがあります。
生産食材ランキング
出典: 農林水産省 海面漁業生産統計調査・農林水産省 作物統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2023年)
主要食材の生産推移
上位5食材の生産量推移(2018-2023)
出典: 農林水産省 海面漁業生産統計調査・農林水産省 作物統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2018-2023年)
富山市の消費傾向
出典: 総務省 家計調査(2024年・二人以上の世帯・富山市)
旬カレンダー
よくある質問
富山県で有名な野菜・果物は?
入善町の「入善ジャンボ西瓜」が贈答品として全国的に知られています。呉羽丘陵で栽培される「呉羽梨」や、南砺市五箇山地区の「五箇山赤かぶ」など、地域に根ざしたブランド農産物が特徴的です。
なぜ富山は米が中心なの?野菜はどうなっている?
立山連峰の雪解け水と富山平野の肥沃な土壌が水稲に適しているため、農業の中心は米です。野菜は水田の裏作・転作として栽培されるケースが多く、全国順位は高くないものの、かぶ・里芋・大根などが地域の食文化に根付いています。
富山県の農産物ランキングで上位のものは?
Minolierの生産量データでは、玉ねぎが9,360トンで全国10位、りんごが893トンで全国12位、日本なしが3,020トンで全国17位となっています。全国上位ではありませんが、入善ジャンボ西瓜など品質で評価されるブランド農産物を持つ点が富山の特色です。
出典:農林水産省 令和5年作物統計/文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」/気象庁 過去の気象データ。生産量データは2023年の値を使用しています。