広島県
有名な農産物
広島レモン
生口島(尾道市瀬戸田町)を中心とした瀬戸内の島々で栽培される国産レモンのブランドです。広島県のレモン生産量は2023年産で約5,400トン、全国1位で国産レモン市場の約65%を占めています。防腐剤・ワックス不使用の国産レモンとして、皮ごと使える点が評価され、近年の国産レモン需要拡大の中核産地となっています。温暖な瀬戸内の気候と排水性の良い段々畑の傾斜地が栽培に適しています。
広島牡蠣
広島湾・三原市周辺・呉市などの内海で養殖される牡蠣で、広島県の牡蠣(かき)養殖収穫量は全国1位です。プランクトンが豊富な瀬戸内の穏やかな内湾で、筏式垂下養殖が行われています。出荷量の多さから「牡蠣といえば広島」として市場定着しており、加熱用・生食用の両市場に出荷されています。旬は10月〜3月で、広島市内や産地周辺では牡蠣小屋での直販も盛んです。
広島菜
広島市安佐南区川内地区を中心に栽培される伝統的な漬け菜で、野沢菜・高菜と並ぶ日本三大漬け菜のひとつとされています。葉の面積が大きく、肉厚で独特の風味があるのが特徴です。主に広島菜漬(三穂の一本漬けなど)として加工・出荷され、広島の食文化を代表する地域固有の野菜として県内農家が品質保持に取り組んでいます。
広島県のブランド品種
広島県の気候と農業
広島県は中国山地と瀬戸内海・太平洋側の気候が混在する複雑な地形を持ち、県土の約7割が山地です。瀬戸内沿岸部は年平均気温約16℃、年降水量約1,300mmと温暖で、内陸部の庄原市・三次市周辺は寒暖差が大きい盆地性気候となります。太田川・江の川・芦田川の流域に形成された沖積地が農業の中心で、広島市近郊・福山市・三原市周辺が主要農業地帯です。沿岸の島嶼部では温暖な気候を活かしたかんきつ・レモン栽培が盛んで、生口島(瀬戸田)を中心とした広島レモンは全国に出荷されています。広島県のレモン生産量は全国1位(2023年産約5,400トン)で、国産レモンの約65%を占めています。瀬戸内の島々や湾部では牡蠣の養殖が行われており、広島産牡蠣の年間出荷量は全国1位水準で推移しています。
出典:農林水産省 令和5年作物統計、気象庁
広島県の農業の特徴
広島県の農業・水産業は「多水域・多島海」という地理的条件を最大限に活かした産地構造が特徴です。内陸の盆地・山間地では野菜・米、沿岸・島嶼部ではかんきつ・レモン、湾内では牡蠣養殖と、標高・距離・水域によって産品が明確に分かれています。特にレモンと牡蠣は、ともに全国1位という突出した地位を持ちながら、同じ瀬戸内という地域ブランドの中で語られる点が他県にはない強みです。近年は国産レモン需要の拡大を受け、生口島周辺での新規就農・栽培面積拡大が続いており、加工品(レモネード・調味料)への展開も活発化しています。広島の産地力は単一品目の集中ではなく、瀬戸内という地理的文脈を共有する複数品目による面的な産地形成にあります。
生産食材ランキング
出典: 農林水産省 海面漁業生産統計調査・農林水産省 作物統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2023年)
主要食材の生産推移
上位5食材の生産量推移(2018-2023)
出典: 農林水産省 海面漁業生産統計調査・農林水産省 作物統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2018-2023年)
広島市の消費傾向
出典: 総務省 家計調査(2024年・二人以上の世帯・広島市)
旬カレンダー
よくある質問
広島県のレモン生産量は全国何位?
全国1位です。2023年産で約5,400トンを生産し、国産レモン全体の約65%を広島県が占めています。生口島(尾道市瀬戸田町)が主産地で、防腐剤・ワックス不使用の国産レモンとして市場での評価が高まっています。
広島の牡蠣の旬はいつ?
旬は10月〜3月です。広島湾などの瀬戸内内湾で垂下養殖され、広島県の牡蠣養殖収穫量は全国1位水準です。加熱用・生食用の両規格で出荷され、産地周辺では牡蠣小屋での直販・焼き牡蠣体験も楽しめます。
広島菜とはどんな野菜?
広島市安佐南区川内地区が発祥の大型漬け菜で、野沢菜・高菜と並ぶ日本三大漬け菜のひとつとされています。大きな葉と肉厚な食感が特徴で、主に広島菜漬として加工されます。地域固有の伝統野菜として現在も地元農家が生産を続けています。
出典:農林水産省 令和5年作物統計/文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」/気象庁 過去の気象データ。生産量データは2023年の値を使用しています。