茨城県

Ibaraki

茨城県は首都圏の食を支える一大農業県で、霞ヶ浦周辺のれんこん栽培は全国1位。広大な平野で多種多様な野菜・果物が生産される一方、鹿島灘・那珂湊を拠点とするいわし漁獲量も全国1位で、農・水両面で首都圏の食卓を支える

れんこん 全国1位 白菜 全国1位 こまつな 全国1位 ちんげんさい 全国1位 みずな 全国1位 ねぎ 全国1位 ピーマン 全国1位 メロン 全国1位 栗 全国1位 いわし 全国1位

有名な農産物

干し芋(ほしいも)

茨城県は干し芋の全国シェアのおよそ9割を占める一大産地。鉾田市・ひたちなか市周辺の砂質土壌で育つサツマイモを蒸して乾燥させた伝統加工品で、「いずみ」「玉豊」など品種ごとに食感と甘さが異なる。近年は平干し・丸干し・角切りなど形状のバリエーションも増え、産地直送の需要が高まっている。

メロン(イバラキメロン)

茨城県は2023年産メロン産出額で全国1位。鉾田市を中心とする鹿島灘沿岸の砂丘地では、昼夜の温度差と水はけのよい土壌を活かして「アールスフェボリット」系を中心に多様な品種が栽培される。糖度が高く果肉がなめらかで、贈答品として首都圏市場での評価が高い。

れんこん

霞ヶ浦周辺の水田地帯で栽培されるれんこんは、茨城県が2023年産出額で全国1位。土浦市・かすみがうら市が主産地で、やわらかな泥土の中でゆっくり育てることでシャキシャキとした食感と白い断面が生まれる。産地では直売所やJAを通じた鮮度重視の流通が定着しており、煮物・きんぴら・すり流しなど和食全般に活用される。

茨城県のブランド品種

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茨城県の気候と農業

茨城県は関東平野の北東部に位置し、太平洋に面した東側は温暖な海洋性気候、内陸部は大陸性気候の影響を受ける。鹿島灘沿いの砂丘地帯は水はけがよく、サツマイモや干し芋の産地として長い歴史を持つ。那珂川・久慈川・利根川など複数の一級河川が流域に豊かな沖積土壌を形成し、れんこんや水稲の栽培に適した低湿地が広がる。筑波山麓の丘陵地帯では夏の昼夜温差を活かしたメロン栽培が盛んで、鉾田市・鹿嶋市周辺は全国屈指のメロン産地として知られる。霞ヶ浦周辺の低地では、軟らかな泥質土壌を利用したれんこん栽培が行われており、生産量は2023年時点で全国1位を維持する。常陸地方の内陸部は畜産業も発達し、常陸牛のブランド和牛が育てられる。海岸線に沿う鹿島臨海工業地帯に隣接しながらも、県内農業産出額は全国でも上位に位置し、農業と工業が共存する県として注目される。水戸市を中心とする内陸部では大豆の生産も盛んで、水戸納豆の原料大豆の産地としても機能している。

出典:農林水産省 令和5年作物統計、気象庁

茨城県の農業の特徴

茨城県の農業を特徴づけるのは、単品集中ではなく多品目での全国上位という構造だ。干し芋・メロン・れんこんはいずれも主要産地として全国的な認知を持ちながら、それぞれ異なる地帯・土壌・気候条件を活かして生産されている。鹿島灘沿いの砂丘地、霞ヶ浦周辺の低湿地、筑波山麓の丘陵地という三つの地形ゾーンが一つの県内に収まり、それぞれが別々の強みを発揮している点は関東では珍しい。また、首都圏との距離が近く、翌朝には市場に届けられる物流環境も産地競争力を支える重要な要因になっている。水戸納豆に象徴されるように、加工品・ブランド食品の育成にも積極的で、農産物を素材のまま売るだけでなく、付加価値をつけて流通させる仕組みが定着しつつある。都市部からの移住農業者の受け入れも進んでおり、生産者の多様化という点でも注目される県といえる。

生産食材ランキング

#
食材名
生産量 (t)
構成比
1
れんこん Lotus Root
29,600
60.3%
1
白菜 Napa Cabbage
249,100
30.7%
1
こまつな Komatsuna
28,500
26.8%
1
ちんげんさい Bok Choy
10,600
31.0%
1
みずな Mizuna
17,300
54.8%
1
ねぎ Green Onion / Negi
52,900
13.1%
1
ピーマン Green Pepper
33,000
23.9%
1
メロン Melon
37,500
29.6%
1
Chestnut
3,870
30.5%
1
いわし Sardine
233,727
24.7%

出典: 農林水産省 作物統計調査・農林水産省 海面漁業生産統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2023年)

主要食材の生産推移

上位5食材の生産量推移(2018-2023)

れんこん
白菜
こまつな
ちんげんさい
みずな

出典: 農林水産省 作物統計調査・農林水産省 海面漁業生産統計調査・林野庁 特用林産物生産統計調査(2018-2023年)

水戸市の消費傾向

旬カレンダー

よくある質問

茨城県のメロンはどこで買えますか?

鉾田市やひたちなか市の道の駅・直売所のほか、茨城県内のJAファーマーズマーケットで産地直送品が購入できます。贈答用は百貨店の茨城フェアやオンライン産直サイトでも取り扱いがあります。旬は5〜8月が中心です。

干し芋の産地はどこですか?

ひたちなか市・東海村・那珂市周辺が国内最大の干し芋産地で、全国シェアの約9割を茨城県が占めます。産地では11月頃から翌春にかけて製造が行われ、地元の直売所では採れたての柔らかい干し芋が手に入ります。

茨城県産れんこんの旬はいつですか?

茨城県産れんこんは通年出荷されますが、最盛期は秋〜冬(10〜2月)です。特に霞ヶ浦周辺の土浦市産は皮が薄く白さが際立つと評価されており、年間を通じて首都圏の市場に安定供給されています。

出典:農林水産省 令和5年作物統計/文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」/気象庁 過去の気象データ。生産量データは2023年の値を使用しています。

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